No.36 術後臭の真実 その2

PATM(パトム)
PATM(パトム) 周囲の反応や感じ方 ワキガ
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「術後臭の真実」という前回記事の続きです。前回の内容を知らないと何が何やらという話ですので、まだ前回分を読んでない方は、先にそちらを読んでくださいね。以下をクリックすると行けます。

No.35 術後臭の真実 その1
ワキガと診断されて手術やその他の治療を受けた。「もうこれでニオわないはず!」と思ったのに、周りの反応は相変わらず…自分でははっきり分からないけれど、ワキガが直ってないんじゃないのか? そんな不安から体臭検査に臨んだユーザーさんが多くお...

前回の記事で書いたようにお医者さんが「ニオイが無い」と言っても、ユーザーさんが「ある」と思えば、それは解決すべき問題のはず。誰か第三者が「術後臭はある」という立場に立って何かの回答を出さなければならないと思っています。

さて、続きです。

術後臭も様々

これも前の回に書いたように、術後臭といっても様々なケースがあります。手術や治療の出来にも左右されるということは明らかなようですが、私の所に相談される方のうち一番多いのは「もともとのワキガ臭は無くなったけれど、脂っぽい体臭がひどくなった。」とおっしゃる方です。Web上の様々な情報に目を通してみると、この「脂臭さ」こそ術後臭であると書かれている場合が多い。

次に多いのは「周りの反応が前と同じ。けれど、自分ではどんなニオイか分からない」と「脇は汗もかかなくなった。けれど何処かから馴染み深いあのワキガ臭がする。医者に行くと無いと言われる。」という方。

突き詰めてみると、前回記載したの4項目のうち、

「脇の下にのみアポクリン腺が存在していて切除手術なりの治療を施したが、その治療の不手際でアポクリン腺が残ってしまっている。そのニオイは過去に自身で感じたモノと同じものである」

というケースについては、当社のアプローチはあまり役に立たないと思われているのかも知れません。何故ならユーザーさんがどうしてもワキガ治療をしたい場合(アポクリン腺が残っているとして)なら、やはり専門医の門を叩くことが多いのでしょうから。

けれど本当は、ほんの少しのワキガ臭くらいなら、ポイントをしっかり特定した上での体表と衣類のケアで第三者に感知されなくなります。ですから明らかに治療前と同じニオイが治療した場所から発生していると感じている方も、一度ご相談頂けると良いのですが…

一番多い術後臭の悩み…別の体臭が強くなった、と感じる

前回の序列では3番目だったけれど、一番目に付く悩みはコレ。

脇の下にアポクリン腺があって過去に於いてはそれが悩みのタネであったが、今は切除しているのでかつてのワキガ臭は無くなった。しかし別のタイプの体臭が発生するようになって、それが第三者に感知され、または指摘され、新たな悩みとなった。

というもの。年齢的にも幅広い年齢層の方が、同じ悩みで苦しんでいます。実は、これも2通りの状況があるようです。

①脇の下から汗が出なくなったので、別の場所から汗が多く出るようになった。皮脂腺も同じ状況(つまり脇の下に於いて数が少なくなっている)なので、カラダの別の場所での皮脂の分泌が増えてしまった。それに伴って、誰でも分泌されている物質ではあるが、その量が多くなり、実際に自身でも感じるし、周りの人にも感知されてしまう。

②もともと皮脂腺やエクリン腺からの分泌物のニオイがあったが、今までは、ある意味ワキガ臭が隠していた。ワキガ臭が無くなったことによって、実際には量の増減が無いにも関わらず、それらのニオイが表立つようになった。それを自身でも感じるし、場合によっては第三者にも感知されてしまう。

確かに脂臭がある。けれど、それは誰しも一緒

まず第一に、これら皮脂や汗由来の臭気は誰にでもあります。加齢臭や酸っぱい汗の臭いに代表されるような、普通の生理現象の結果と言っていいでしょう。ただ、その分泌された物質の臭気や、それら皮脂や汗を基にして雑菌が作り出すニオイには、当然ながら色々な種類があります。人によっては嫌がられる物質になる場合もあります。また脇の下の時と違って、自分ではどこから発生しているのか分かりにくくて、カラダ全体から臭っている気分になりがちです。

けれど上記の①にしても②にしても、アナタがワキガ臭というちょっと独特の体臭に悩まされていた過去があり、それが無くなってから以降は、より強く感じている “だけ” の「誰にでもある体臭」という事になります。原因物質を分析すれば加齢臭や汗の臭いと同じこと。何も特別なケースというわけではありません。

必要以上に自分のニオイを探してしまう

またワキガ臭が無くなっても自分が臭ってないかという、嗅覚の「探し物」をしてしまうのが術後臭に悩まされている人の共通の特徴。タイミング的にニオイが強い一瞬を鼻が捉えて「このニオイ嫌だな」と嗅覚(あるいは脳みそ?)に覚え込ませて、それをひたすら探したり、無い所からそのニオイをイメージで作り出したりします。

そんなこと言われても「自分は人より脂臭い」と考えますよね? 「実際にクサイと言われたこともあるし…」とか考えてます? そうです。より悪く考えるのも体臭に悩む人共通の悪い癖! 確かに術後臭で悩む方の中には、実際に脂臭が強めだったり、まだそんな年頃でもないのに加齢臭物質の分泌が活発な人も普通にいます。

これらの人々は、まず「加齢臭なり脂臭が同性同年代と比べて強いのか、そうでもないのか」を明確に知ることが先決。知れば、程度はどうあれ、次は「出来ればニオイを自分で感じたくない、ニオイを他人に知られたくない」となる。

改善のポイントは、発生場所を特定して、その部位のケアをしっかりすること。特定さえ出来れば、体表と衣服のケアだけで格段に改善するのがこのタイプの体臭原因物質です。実は、脂臭さや加齢臭等はカラダ全体から発散していることはまずありません。必ず集中発生ポイントがあります。

気にするようなボリュームではないのに「これが術後臭?!」と悩む

ホントに大したことは無い。私はよくそうお伝えします。しかしそれだけでは信じて貰えない。

脇の下にアポクリン腺があって過去に於いてはそれが悩みのタネであったが、今は切除しているのでかつてのワキガ臭は無くなった。しかし別のタイプの体臭が発生していると自分自身で感じている。但し、第三者に指摘されたことは無い。それでも第三者のニオイに対する反応は自身が原因だと思う。

こういう相談も本当に多い。前述の「ひたすら探す」や「無いものをイメージして作ってしまう」というケースと一緒。一度も人に指摘されたことは無い。実際に同性同年代と比べても決して強くはない。それでも、やはり…と考えてしまう、ということ。

これらの人々は、「他人と比べて」という観点から自身の体臭を知ると良い。これが「悩み」の解決方法になります。ハッキリ言って、ワキガ治療の経験があろうが、実際に以前の体臭が悪くなっていようが、現時点で「他人」と比べて体臭が弱いにも関わらず、悩みが収まらない方は「自己臭恐怖症」の範疇に入ます。

こういうケースは「心」のケアが一番となる。

なぜ悩んでしまうのか? それは「自分自身の体臭が他人と比べて弱い」という決定的な証拠が無いことでした。しかし当社には数多くの「数値的な体臭データ」があり、年代別の平均値も出してます。その平均値とユーザー個人の値を比べることも可能ですし、尚且つ、熟練職人気質の検査官の所見もあるわけですから、「無いです」の一言に比べて、信じて貰える可能性は高いと思ってます。実際、自己臭恐怖症から立ち直ったユーザーも数知れず。

ハッキリ言いましょう。アナタに術後臭は無い! かも知れない。

脇から感染? デコルテがクサイ!

デコルテに限らず、副乳の辺りや乳首、お臍周辺、または下半身から、あのニオイがするようになった。これも実際にある話。

脇の下にアポクリン腺があって、それが過去に於いてのワキガ臭原因だった。しかし脇の下のアポクリン腺を完全に除去したことでカラダの別な部分のアポクリン腺からワキガ臭が発生するようになってしまった。そのニオイは、過去に自身で感じていたモノと同じものである。若しくは別のものであるが明らかにワキガ臭だと思う。

という症状。スソワキガは別として、見えるところで切開手術や熱での治療は無いようですね。曰く「脇とスソ以外のアポクリン腺は殆ど痕跡ばかり」というのがお医者様の共通認識のようです。(耳のアポクリン腺も傷跡程度だそうです)

けれど、ウェディングドレスの臭気除去をしていた時に、両脇より内側の辺りでのワキガ臭移りはたくさん見てきました。それが術後臭か手術前のワキガ臭かに関わらず、確かに見える場所のワキガ臭ポイントはあります。もちろん、人によってですが。

それでも脇の下と比べて臭気物質のボリュームはかなり少ないので、これもまた発生ポイントを特定して、的確なケアを行うことで、充分に改善することが出来ます。

 

No.37 術後臭の真実 その3
術後臭について書いてきましたが、その3回目です。前回、前々回では術後臭とはどのようなモノなのか? 当事者の片割れ、お医者さんはどう思っているのか? ワキガ臭が治ってない術後臭というモノもあれば、ワキガ臭以外の新たな悩みが生まれてしまう術後臭...

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