No.125 自律神経失調症と体臭 その1

体臭改善
体臭改善体臭のメカニズム自己臭恐怖症
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体臭検査のユーザーさんには、検査に臨む際に現在の状況告知をしてもらいます。もちろん、体臭の状況です。検査を申し込むと検査キットが届くのですが、その中に「体臭検査依頼表」が入っていて、その中に、現在の食生活状況、嗜好品状況、便通状況、お洗濯状況、同居人状況などと共に、「体臭の事で他人や家族から指摘を受けたことがある」「自分の体臭が気になるか、なるならどこの場所か」「どんなことがあって体臭が気になるようになったのか」など、体臭そのものについてやそれを取り巻く状況についてもつぶさに申告して頂いてます。

それは検査に当たって必要不可欠な情報になるし、また改善策構築にも役立ちますが、もう一つは「ユーザーさんの心の状況」把握という部分でも重要な役割を果たします。今回はその「心の状況」についてのお話。

実は脳が悲鳴を上げているのかも?

依頼表のスペースは限られていますが、皆さん、現状を精一杯伝えてくれようとして、細かい字でたくさん書いてくれます。そうやって心の奥底まで吐露して頂くことによって、私も出来る限りのことを尽くしてお力にならなければ、という気持ちになりますし、多くのユーザーさんは、初めて体臭の事について真摯に向き合ってもらえる人間に出会えたと思ってくれるのか、その後の信頼関係に繋がって、改善策についてもシッカリ取り組んで頂けるようになります。

だから、恥ずかしがらずに私だけに聞かせて下さい。必ず正しい答えを見つけますし、改善への正しい道筋を見つける最善の努力をします。

随分格式ばった書き方ですが、その依頼表に書かれている「ユーザーさんの心の叫び」の中で、非常に心に残っていることがあります。

心の叫びを素直に聞かせてください。私に。

「体臭の事で周りから蔑まれ、疎まれ、体が悲鳴を上げています。もうこれ以上、耐えられません!」という一節。

気持ちが限界に達していて、ギリギリのところで私の所に来てくれたのでしょう。「どうにかしなければこの子は立ち直れない」この一節に限らず、そう思うことが多くありますが、この言葉は非常に心に残っています。

しかし、本当に体が悲鳴を上げているのでしょうか? 夜も眠れず、食事ものどを通らず、睡眠不足であろうと、栄養失調であろうと、それでも街へ出れば人目が気になる。そうであれば、カラダも限界でしょうが…

だから私は言います。「まず規則正しいライフスタイル、正しい食事摂取を取り戻して、大らかに気持ちをもって気にしなくてよい部分は気にしない事」

言うは易し、の「気にしない」

もちろん、「気にしないことは気にしない」ということは、口でいう程簡単なことではありません。またそれを行うことがなぜ体臭に良いのか? みんな疑問に思うでしょう。分かります。けれどホントに正しい。

気にしなくてよい部分は気にしないってどうすればよいのか? それはデータシートに答えが出ている。接近限界距離や、自分で探すから感じたように思うマボロシの体臭なんかのことです。

体臭の事に振り回されすぎると、自律神経失調症になっちゃうよ。そうなると体臭になおも悪い影響が出ちゃうよ、というのも本当の話です。

自律神経失調症とは?

自律神経失調症はカラダに現れる異変ですが、失調しているのは、実は脳みそです。脳の異変が体に、そして体臭に影響してしまうのです。病院で「自律神経失調症です」と診断された方もそうですが、そこまで行ってなくても、体臭に悩む方はみんな予備軍と言えます。

体臭の悩みを持たざる者には全く無縁のストレスに毎日晒されているわけですから… ストレスこそ自律神経失調症の最大の原因です。

自律神経って何?

自律神経の事を最初に説明しますね。自律神経は交感神経と副交感神経から成り立っていて、カラダの、主に内部の働きを調整する役割のある器官ですね。例えば内臓の動きなどのように自分の意志ではどうやってもコントロールできない体の仕組みを自動的に調整してくれる有難いものです。例えば全速力で走れば心臓はバクバクしますね。全速力で走ること自体は自分の意志で行うことなのですが、足を高く早く振り上げるたびに心筋に命令を出して全速力で走れるように心臓を早く動かさせているのが自律神経という事。

自律神経は体が活動的な時には交感神経が働いています。そして睡眠中や体を動かしていない時には副交感神経が働きます。それはよく聞く話でしょ?みんな知ってる話。まあどっちが働いているか意識しないのに自動的に切り替わるところが「自律」たる所以。

ストレスに晒されると

さて、ストレスに晒されていると、例え体を休めているときでも、目立った活動をしていないときでも、交感神経が働いてしまいます。逆にリラックスしていると副交感神経が働く。つまり、体臭に悩んでいて、常に人目を気にしていたりすると…いつも交感神経が働いていることになり、リラックスするときが無い。

唯一、自宅にいる時だけは人目が気にならないので、リラックスできる…はずだけど「さっきのあのコンビニの人、私のこと臭いと思ったかな?」「今日、課長さん、ずっと咳き込んでいたけれど、あれ、わたしのPATMのせい?」なんて、頭の中でグルグル嫌な思いが渦巻いていたりすると、ずっと交感神経が働いて、いつまでたってもストレスから解放されません。

ああ、一つ、教えておきます。そういうユーザーさんの分泌物に、アセトンを筆頭にケトン体がよく検出されます。どうしてストレスに晒されるとケトン体が分泌されるのか、そのメカニズムは正確には分かっていないのだけれど、過度なダイエットや疲労と共にストレスに晒されるとケトン体分泌があるようですし、私の所のデータでもそうなってます。

ストレス臭という括りで言えば様々なタイプがあり、最近、ようやくエビデンスが確立された「硫黄系臭タイプ」のストレス臭と言うものがあって…

アレ? いつもの如く、話がずれてしまいましたね。ストレス臭については、また回を改めて詳しく説明します。長くなったので、続きは次回にさせて下さい。

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