No.46 人と違う体臭の原因【基礎体臭物質と特異体臭物質】その3

体臭のメカニズム
体臭のメカニズム ニオイタイプ
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続き物3回目です。書いているとどうしても長くなってしまい、3千文字、4千文字になってしまいます。それを一つのブログにしても私はイイんですけども、読む側から見るとせいぜい2千文字程度にしないと長すぎて途中であきらめる人もいるよ、と言われたことがあります。ですので、長いモノはいくつかに分かれてしまうという結末…じゃあ、分けた分を週一じゃなくて連続した日にちでリリースすれば良いんじゃない?と言われそうですが、それはそれで、飛ばされて読み損ねる人がいるよ、とまたしてもある人に言われたので、週一ペースにさせてもらってます。

ということで前回の続き。今回のシリーズは3回続きで話も繋がっているので、読んでいない方は前回前々回をきちんと見てからこちらに来てくださいね。以下の画像をクリックorタップすれば行けます。

No.44 人と違う体臭の原因【基礎体臭物質と特異体臭物質】
自分の体臭が他の人と違う感じがする…そう感じることはありませんか? もちろん普通の生活の中で恋人同士や親子や夫婦間でなければなかなか自分以外の体臭をじっくり吟味するということはないかも知れませんが、ふと…そんな風に感じてしまうこともあると思...
No.45 人と違う体臭の原因【基礎体臭物質と特異体臭物質】その2
前回は当社、というか私が、体臭の原因物質は「基礎体臭物質」と「特異体臭物質」に分けて考えている、というお話でした。前回のブログを読んでないと話が見えないと思います。読んでいない方は、まずそちらをきちんと読んでくださいね。以下の画像をクリック...

それでは本題です。

基礎体臭物質のニオイタイプ

基礎体臭物質グループには5つのタイプがあると先のブログでお話ししました。それら5つのタイプだけで体臭印象が出来上がっている人がかなりの比率でいて、そういう人は比較的、体臭に悩んでいないようです。かといって、前回ブログで書いたように、そのバランスや分泌量次第では悪い体臭タイプになることもあります。それを心に留め置いて、読み進めて下さい。

1.酸っぱいニオイ物質は若い世代で顕著

さて、最初は酸っぱいニオイの物質群です。様々ありますが一番見るのは酢酸ですね。これは若い世代の男の子ではほぼ100%分泌されます。年を追うごとに減っていきます。

…ああ、これも別立てのブログで書きますが、最近、60代男性からの悩み相談で「酸っぱいニオイ」の件が増えています。若いうちの状況と違って、年配者の酸っぱいニオイはかなり問題ですね。というのも、バックボーンたる他の基礎体臭物質のバランスが違うので、同じ「酸っぱさが表立つ体臭」でも、印象がだいぶ変わります。ハッキリ言えば、年配者で酸っぱさが表立つ体臭は不快度が高まります。まずは私に相談ください、そこのお父様…

2.甘酸っぱさ⇒青臭くなるニオイ物質群

次は、甘酸っぱいのだけれど、ボリュームが増えてくると青臭くなる、と言う物質群。青臭いの進化系図式というのがあって、最初は森林浴のようなさわやかなグリーン的な印象のニオイから始まり、続いてキュウリっぽい印象、更に多くなるとパクチーのような苦みのあるニオイになり、最後はカメムシ臭まで進化します。

まあ、この基礎体臭物質の甘酸っぱさ⇒青臭さのニオイ物質だけでパクチーやカメムシまで進化するわけではないのですが、えぐい青臭さの物質、例えばノネナールやデセナール等のアルデヒド類が混ざると、その青臭い不快臭を後押しすることがあります。これは蓄積臭除去が体臭改善のひとつのカギとなります。

3.いわゆる脂臭。ドーランのようなニオイのニオイ物質群

次は、重苦しい油臭。私は「脂臭」と表現しています。年齢を追うごとに増えてくるタイプの分泌物群です。香料が入ってない化粧品などのニオイとでも言えばよいのか…表題のようにドーランのようなニオイなんですが…40代以降の女性の体臭のベースと言っても過言ではありません。

最も頻出する物質は、香水の原料でもあるノナナールです。香りの奥行きを出すための「ファッティ―」な要素として使われています。ところが体から出てくると単なる重苦しいニオイに感じます。但し、香水と同じように「背景のニオイ」であるから、多少、多めの分泌でも、目立たない人は目立ちません。これは他のタイプの基礎体臭物質とのバランスが関係しているようです。

4.鉱物油臭は男性的な油臭

続いては、刺激感や揮発感のある、刺々しい印象のある油臭。私は「鉱物油臭」と呼んでいます。機械油的なニオイ物質はまとめてこのグループに入れています。実の所、このニオイグループの表立った発露があると、ワキガ臭のニオイの印象も変わってきます。もともとワキガ臭物質が… 例えば、硫黄臭物質と動物臭(ケモノ臭)物質が原因だとして、その人の鉱物油臭物質の分泌具合によって、少しプラスチックや溶剤臭のあるワキガ臭に変わって感じることがあったりします。

もちろん、最初からプラスチック崩壊臭(ほら、古くなった洗濯ばさみのニオイですよ)タイプのワキガ臭もあるし、その原因物質も特定していますが、それとは違ったタイプの、どちらかと言うと崩壊していないプラスチック(なんのこっちゃ!)のようなニオイのワキガ臭タイプもあるということです。ワキガには関係なく、たんなるツンとした油臭として感じることもあり、七変化の物質群です。

ただ、PATM的な刺激感とは一線を画します。鉱物油臭は「ニオイ」として感じるだけなのに対し、PATMの原因となる物質は、主に鼻のムズムズ感や粘膜刺激が主体となり、ニオイとしては感じなくて、刺激感だけを感じる場合もあります。

5.甘酸っぱい⇒酸敗油臭のニオイ物質群

最後は、甘酸っぱいのだけれど量が多くなると酸敗油臭になる物質群。これが一番分泌されているという人も多くいます。全体量が少なくて、このグループがトップランナーで、尚且つ、しっかり蓄積臭管理が出来ている場合は、「女の子の甘酸っぱい体臭」として感じます。

逆に全体ボリュームが大量であって、この物質群が多くて、尚且つ蓄積臭に頓着しない人(特に若い世代ではない女性に多いのですが…気を付けてくださいね、そこのママさん)は、スーパーのお惣菜コーナーのような体臭がする、という感じで、違った印象を受けます。

特異体臭が無くても悪い印象になる場合もある

非常に駆け足でしたが、この基礎体臭物質のうち、何種類かが絡み合って、あなたの基礎体臭印象を作り上げています。しかし、何らかの別の問題を抱えている体臭の場合は、別なニオイが表立っている場合が殆どです…ということは…

例えば、あなたがワキガ臭の悩みがあって、それを手術で解決したとします。今までワキガ臭ばかりを気にしていたのに、実は基礎体臭バランスも悪かった…とします。

そういうケースでは「手術したら、いきなり別の体臭がするようになった!」と、「術後臭」という形で別の悩みが始まる、と言うことにもなりかねません。もちろん、別なタイプのワキガ手術の術後臭もあります。しかし、物質分析をしっかりしておいて、自分の基礎体臭タイプをしっかり把握しておいてから手術に臨むことが出来れば、少なくとも基礎体臭タイプの術後臭に悩むことは無くなると思います。

長々お付き合いいただき、ありがとうございました。

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