No.29 こんなにたくさんいる! 自己臭恐怖症

自己臭恐怖症
自己臭恐怖症
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今回は2019年1月にプレスリリースした「1500件の体臭検査で分かった日本人の体臭傾向と改善策第2弾。現代の日本人を蝕む自己臭恐怖症。自分自身の体臭に怯える女性のうち、2割以上は人並み以下の体臭だった。」の解説です。

初めて私のブログに来られた方も、そろそろずいぶんな数になっていると思いますが、体臭の悩み、というものは、自分では目に見えない自分の体臭相手なので、すごくセンシティブになってしまいます。もっとはっきり言えば、悩む必要が無い状態なのに、悩んでいる人がすごく多い。今回は、そんなお話です。

体臭検査のユーザーさんでも同姓同年代平均より臭わない人も多い!

体臭の発露も少なく、その質も決して悪くない、という体臭検査ユーザーさんはたくさんいました。

検査結果や私とのやり取りの中で気持ちを前向きにすることが出来て、不登校や引きこもりから脱却できたユーザーさんもたくさんおられますが、検査結果を信じることが出来ず、私との連絡も取ろうとしない方もおられます。そういうユーザーさんがすごく心配です。もし、このブログを読んでいるのなら、連絡をくださいね。

また、私のところまで辿り着けていない自己臭恐怖症の方もたくさんおられると思います。

サイト運営会社さんを思い切って変えたのも、私の思いがより広く日本中に届くようにと思っての決断、という部分もあります。一人でも多くの方のサポートしたいと願うのは、体臭に悩む方にとって優しくない日本を憂いているからです。悩みがあれば、まずは私に相談してくださいね。

それでは日本における自己臭恐怖症の現状をご紹介します。

女性の体臭検査ユーザーのうち、21.6%は自己臭恐怖症

体臭検査を受検するユーザーは、基本的に自分自身の体臭に悩んでおり、その改善を目指しますが、検査ユーザーさんの中にも、実際には人並み以下の体臭であるという人が多くいます。

調査してみると、体臭検査を受けた1500人のうちの241人、比率にして16%のユーザーが人並み以下の体臭であることが判明しました。

また、女性の体臭検査ユーザーに限ってみると887人のうちの192人、実に21.6%の女性が、人に感知されるような強い体臭、或いはワキガ・パトムを含む質の悪い体臭ではないにも関わらず、自身の体臭に対して、深く、そして長い期間悩んでいたことになります。

この傾向は、清潔、無臭志向に大きく傾いている現代日本社会を背景として捉えると、今後も更に拍車がかかるものと予想されます。

人並み以下の体臭とは?

体臭が人並み以下であるという当社判断は、下記の条件をすべて満たす場合に下されます。

  • 第三者に体臭を感知される可能性のある接近限界距離が1m以下である。
  • ワキガ臭が無い。
  • 鼻啜りや咳き込み、くしゃみ等の第三者反応が起こるほどの刺激感物質発露がなく、パトムではないと判断される。
  • 加齢臭と判断される等の、忌避度の高い基礎体臭バランスではない。
  • GCMCデータで、ワキガ臭原因物質を含む忌避度の高い臭気分泌物の検出がない。
  • GCMSデータ上の総分泌量として同性同年代平均値を下回り、尚且つ突出している物質の検出がない。

となっています。

ガスクロマトグラフィーデータで体臭総量は一目瞭然

下記のGCMSデータは、2名の体臭検査ユーザーの分泌物内容をGCMSグラフで表したものです。しかしながら、お金を払って検査を受けた方ではなく、研究をしていた頃のモニターさんです。

ふたつとも20代女性の分析結果であり、どちらのユーザーも同じような理由で体臭に悩んでいました。(個人を特定できるような情報は省いてあり、それぞれのユーザーにデータ使用の許可を頂いています)

数字が上に乗った山(ピークと言います)は、それぞれの臭気物質の検出量を表しています。山の数は臭気物質の種類の多さを表し、山のピークの高さはそれぞれの物質の分泌量を表します。

見にくいかもしれませんが、パッと見の印象で判断できるとおり、向かって左側のグラフは体臭が弱いユーザーさんであり、右側のグラフは体臭が強いユーザーさんとなります。

当社の体臭検査では、GCMSデータ上で全く揮発物が無いという状態まで熱湯洗浄を繰り返したTシャツを郵送し、それを24時間着用してもらい(ニオイや揮発成分付着防止ルールあり)、完全密封回収して分析を行いますので、グラフにはユーザー本人の体内からの分泌物のみ検出されたと判断されます。

物質分泌量が少ない人は体臭が遠くまで飛ばない

左側データのユーザーは上記①の接近限界距離が1m以下(厳密には50㎝以下)であり、ワキガ臭や刺激感の元となる臭気物質検出がなく、基礎体臭物質分泌量も、同性同年代平均を大きく下回ります。

にもかかわらず、学生時代に友人が漏らした「何かクサイ」というたった一言(それも当該ユーザーに向けられたという確信のない言葉)を引きずり、その後10年近く体臭に悩み続けていました。

分泌物分析と感応評価を考え合わせると、この方は「体臭の弱い自己臭恐怖症」という判断になります。

他人や家族からニオイの指摘を受ける人は分泌量も多い

右側データのユーザーは、第三者及び家族からの体臭に対する指摘を複数回受けていました。このユーザーにワキガ臭は無いのですが、刺激感物質の発露が多く、故に同性同年代平均以上の基礎体臭物質と共に刺激感が第三者に伝わり、忌避度が高まっていると結論付けられました。改善すべき体臭がある、ということになります。

このように、同じように体臭で悩んでいても、きちんと分析すれば、片や心のケアだけが必要な方もいれば、体臭そのものの改善も必要となる方もいる、となるわけですが… ご本人自身では分からないというのが、体臭問題。

次に続きます。

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