No.25 隠れワキガにご用心!?

ワキガ
ワキガ
この記事は約5分で読めます。

今回は昨年プレスリリースしたニュースの第5弾、「【隠れワキガにご用心?】 ワキガ臭がある人のうち、48.3%は自身のワキガ臭に気付いてない?1500件の体臭検査で分かった日本人の体臭傾向と改善策」についてです。

どんなニオイがワキガ臭なのか? つまりはアポクリン腺由来の体臭であって手術や治療を行う事で改善の可能性があるタイプなのか? という事を知らない人が多すぎると感じています。

そのニオイがワキガ臭なのか、或いはアポクリン腺以外に原因があるニオイなのかを知らないという事は、ご本人にとって非常に重要な問題であります。

なぜかというと、アポクリン腺由来のワキガ臭が無い人は、ワキガ手術、例えば剪徐法の手術を受けてアポクリン腺を除去しても、悩みの解決に結びつかないからです。「何を当たり前のことを!」とおっしゃる人は多いと思いますが、実際、アポクリン腺由来のワキガ臭が無いにも関わらず、ワキガの治療や手術を行ってしまう、という例は後を絶ちません。

治療を施す側も「気になるなら処置しておきましょうか?」と気軽に施術してしまうところがある、という事も問題です。

だからまずは、そのニオイが本当にアポクリン腺が原因となって発露しているものなのかを確かめてから病院に行ってほしいと思います。

さて、本題です。

ワキガ臭とは?

 体臭検査を受検するユーザーは、基本的に自分自身の体臭に悩んでおり、その改善を目指しますが、検査ユーザー1500人(男性613人、女性887人)のうち356人(23.7%)は一般的に言う「ワキガ臭」を有していました。

アポクリン腺があるのは脇の下だけではない

ワキガとは、皮脂腺の一つである「アポクリン腺」と呼ばれる器官が発達していて、その中や周辺で皮膚常在菌を介して特徴的かつ強いニオイを放つ体臭となる「疾病」です。脇の下での発露が多いですが、乳輪や肛門周辺、陰部等、毛深い場所でも発生します。

両親がワキガ持ちなら80%の確率で遺伝する

またワキガは優性遺伝形質で、片親がワキガの場合50%の確率で遺伝し、両親がワキガの場合、80%の確率で遺伝するというデータがあります。更には、日本人全体の5%はワキガ臭があると言われています。

今回の調査では、実際にワキガ臭(微弱なものも含む)のあるユーザーのうち、48.3%(男性58.1%、女性41.3%)の人が自分自身のワキガ臭を認識していないという事実が判明しました。

ワキガ臭は特異体臭物質が含まれる

ワキガ臭を構成するニオイ物質は、一般的な体臭を構成する「基礎体臭物質」ではありません。つまりはワキガ臭の無い人では決して検出しない物質となり、逆に言えば、体臭検査でそういう「特異体臭物質」が検出されるということもワキガ持ちの一つのファクターと言えます。

下記はワキガ臭のあるユーザーさんのGCMSデータになりますが、緑色の線で指し示した物質がワキガ臭の原因となる物質群となります。

ワキガ臭があるかないか? の判断基準

ワキガ臭があるかないか、という判断は、当社体臭検査の方法に則り、分泌物中の臭気物質を分析し、一般的に検出されない特異体臭物質(硫黄系化合物、窒素系化合物やケトン類並びにアルデヒド類等のうち、特徴的なニオイを有する化合物)の有無を調べると共に、感応上のワキガ臭の有無等や発生場所、着用衣類の状態や家族状況を含めた書面でのヒアリングなどを総合的に判断して結論を求めています。

*ワキガ臭とは上記の特殊な臭気物質の単体臭ではなく、複合的かつ特徴的なニオイであり、故に上記臭気物質検出があるだけでワキガ臭と即断されるわけではありません。

ワキガ臭に気づいていない男性が多い

体臭検査を受けるほど体臭に悩んでいるのに、ご自身に「ワキガ臭」があるという認識を持っていない「ワキガ臭持ち」のユーザーさんもかなりいました。

男女別で見てみると、下図の赤グラフで示された「ワキガ臭の認識が無い人の比率」で明らかな通り、男性に於いての「ワキガ臭の非認識率」が高く(58.1%)、世代別に見ても、男性では検査ユーザー総数が少ない60代を除いて、全ての世代でワキガ臭の非認識率が50%を超えています。

女性の認識率はやや高い。けれども…

女性に於いては合計で41.3%となっていて、男性に比べてワキガ臭の非認識率は低くなっていますが20代と30代に於いては高い比率となっています。

ワキガ臭が無いのにワキガだと考える人も非常に多い!

また下記のグラフの通り、自分自身で「ワキガ臭がある」と考える人のうち、実に46.6%(男性38.5%、女性51.4%)の人が実際には感応上のワキガ臭が無く、更には、その原因となる臭気物質の検出もありませんでした。

これは前述の「ワキガ臭は遺伝する」という常識を間違って演繹してしまった結果も反映していると考えられます。

ワキガ臭もないのに手術済みと言う人も…

ユーザーさんの中には、既にワキガ治療を済ませてアポクリン腺由来のワキガ臭が消滅した人も多くいます。

しかし、それでもまだ不安が払しょくされない人も多いのも事実です。また潜在的には、アポクリン腺由来のワキガ臭が無いにも関わらず(つまりは手術や治療が全く必要ない)、既に手術を行ってしまったり、今後の治療を考えている人も多いと考えられます。

ワキガ臭のある家族がいる=自分も… と考えてはダメ!

ワキガ臭を持つ家族が居たとしても、それは「ご自身にワキガ臭がある」ということには直結しません。また、人間には「順応」という身体的反応があり、常に感じているニオイに対して遮断機能が働いているので、自分自身の体臭に対して正しい判断が難しいという事も前記グラフの通りです。

まずは第三者判断を仰ぐこと

当社の「ワキガ検査」では、第三者が「ワキガ臭」と判断する体臭があるのか無いのかを、目に見える形で報告出来ます。

まずはご自身に「治療が必要なワキガ臭が本当にあるのか?」を明確にしてから、手術を含む治療等やケアを選択すべきと強く思います。

手術や治療だけが解決策ではない!

軽微なワキガ臭の場合、当社のワキガ検査では、改善策として以下のご提案を致します。(専門医療機関での診察をご提案する場合もあります)

・分泌物の内容及び量をコントロールするための食生活や生活習慣

・臭気物質除去のための体表ケア

・衣類の消臭ケアについての指導

・改善アイテムの提供

治療や手術を行わずとも、第三者に感知されない程度であれば、まずは体表や衣類の消臭ケアをしっかり行い、それを続けているうちに内分泌コントロールを進めていくことによって十分なケースも多く見られます。

特に親御さんにワキガ臭があるからと言って、自分自身もそうであろう、という予測の元に専門医での治療を考える人も多いと思いますが、まずは体臭検査で確かめてみてからでも遅くないと思います。

 

今回はここまで。

コメント

アカウントサービス

サイトメニュー

タイトルとURLをコピーしました