No.88 おならと体臭について その3

体臭のメカニズム
体臭のメカニズム ニオイタイプ
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体臭ではないおならの話で3回もブログを引っ張ってしまいました。ブログ管理会社さんに怒られそう…でも続き物ですし、前の2つを読んでいない方は、そちらを先に読んでくださいね。以下の画像をクリックすれば、その1、その2に行けます。

No.86 おならと体臭について その1
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No.87 おならと体臭について その2
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けれども、おならのニオイ=腸内環境、となり、腸内環境=体臭の状態、という連鎖も間違いではない。だから良い匂いのおならが出るようになれば、体臭も軽くなる、ってもんです。

緑茶を飲めば、緑茶のニオイのするおならが出るぅ? バカバカしい! と、切り捨てるのは素人。私、体臭博士は不可能を可能にできるか、ちょっと模索してみました。

お茶のニオイの構成化合物は?

もう忘れているかも知れませんが、もともと「おなら」の勉強をし始めたのは、テレビ局から「緑茶の匂いがするおならを出す方法を教えて」と聞かれたからです。テレビ出演と言う餌に引かれて勉強を始めた次第。

さて、緑茶に含まれる香り成分は、300種類ほど特定されているとのことです。緑茶とは、茶葉を乾燥し、湯出しして、その上澄みを飲む。なんて風情の無い言い方でしょうか?でも現実的には、その通り。

お湯出しして飲む、というのもポイントです。いくら熱いお湯でお茶を煎れても、油溶性成分が全部出てくるとは限らない。これは栄養素も同じことで、お湯に溶けない成分は、緑茶にした時点でお茶殻と共に残って、摂取されません。お茶が繊維質豊富なんてことを言いますが、お茶の繊維質は殆ど不溶性繊維質。だがらお茶で繊維質を摂ろうと思った時は、抹茶にして飲む、或いは食べないと摂れませんよ。カテキンは水溶性成分ですが、クロロフィルやフラボノールなんていう体臭に効果のある成分は、全て不溶性成分です。緑茶では摂ることが出来ません! うーん、勉強になるぅ!

わき道に逸れてばっかりで申し訳ありません。お茶の香り成分を書きますね。

良い香りの元は何?

青葉アルコール:葉っぱ自体の青臭さですね。アルコールは水に溶けるモノが多いです。これも水溶性もあり、一番茶で感じる茶葉特有の香りは、これがもとになっていると思います。

リナロール:ベルガモットのような柑橘的なすがすがしい香りです。私はベルガモットの香りが大好き。PATMの方には香りを楽しむときに、柑橘系はダメ、っていうことが多いし、ワキガの方は、グレープフルーツ系の苦さのある柑橘系香料はワキガ臭を増長するので、やめた方が良いのですが、ベルガモットは、僅かに使う分には、大丈夫です。今作っている体臭用化粧品(パトムマスクではありません)は、ベルガモットを基調として香り付けしています。もちろん、純天然ものです。柑橘系の香り成分って、光毒性成分といって、紫外線の影響でアレルギーを起こす物質に変性する成分が含まれています。リモネンやリナロール、ベルガモットオイルには多く含まれている。けれど、今の香料屋さんは優秀で、この光毒性成分だけを抜き取って、エッセンシャルオイルを作ってくれてます。だから安心して使えますよ。

ゲラニオール:甘いニオイの元ですね。薔薇のニオイって、本来脂っぽいニオイなんですが、その奥に感じる甘さはゲラニオールが元になっています。これもお茶に含まれます。

代表的なものはこんなところ。ここまでは、お茶本来のニオイです。他に「火香」と呼ばれる香りも、お茶特有の香り。お茶の葉を煎る時に後付けで発生する、香ばしさや甘さのことを言います。いわゆるローストの香りですが、コーヒーでもローストすると豆の状態とは違った香りが出来るでしょ? あれと同じことです。煎れば煎るほど、「火香」は強くなります。だからほうじ茶は、お茶本来のすがすがしさよりも芳醇な火香が表立ちます。ピラジン類という化合物が主な化合物になります。他にも50種ぐらい特定されていますが、ピラジンだけ覚えておけば良いでしょう。

緑茶を飲むと緑茶の香りのおならが出るのか?

緑茶を飲むと、おなら成分に青葉アルコールが多くなって、そのまま出るか?

それはありません。そんなことを言ったら、なぜ他の食材の香りのおならが出ないのか、って話になります。

実際、青葉アルコールのような水溶性成分は腸の中で水に混ざって、腸肝循環で肝臓に周り、そこで分解されます。リナロールやゲラニオールは量としてはごく僅か。油溶性成分ですから、そのままの形で大腸にとどまるかも知れないけれど、それらの臭いをかいで「お茶」のニオイと判断されることは無いと思います。「火香」も同じですね。嗅いだ人は「お茶のニオイ」と判断しないでしょう。それでも良い香りの成分が腸内に有り、前回のブログで書いてあった「悪臭物質」を凌駕するほどのボリュームであれば、可能性は残る。

となると、悪玉菌の暗躍をどう抑えるかで、おならのニオイはある程度コントロールできます。

おならのニオイを良くする=体臭も良くなる

まず、腸内フローラのバランスを整えましょう。腸内フローラの黄金比率は2対1対7、って知ってますよね。

いくら善玉菌を補充しても、2割以上になることは無いようです。反対に、善玉菌比率が減った時に、そこを埋めるのは悪玉菌。そして7割の日和見菌が悪玉菌に味方して、悪臭物質をドンドン生み出すようになります。

善玉菌の補充はどんどんしましょうね。乳酸菌かビフィズス菌で良いのですが、どうも体臭に問題のある方は、ヨーグルトの苦手な人が多いですね。乳糖アレルギーの方も多いです。そういう人はぬか漬けを食べましょう。多くの方にご指導していますが、今は冷蔵庫で簡単に古漬けが作れるキットが売っています。S&Bのが良いです。500円くらいで、かなり作れますよ。キュウリやナス、縦切りにした大根やニンジンを漬けて、毎日1本食べましょう。24時間で食べられるようになりますが、3日くらい経ったモノの方が、乳酸菌満載で良い状態です。酸っぱいですけどね。植物性乳酸菌は動物性乳酸菌よりも酸に強くて、胃の中でも殺されません。そして大腸までしっかり届きます。

あとものをよく噛むことです。1口30回! 大腸に食べカスが行っちゃうから、そこで腐敗、つまり悪玉菌の関与が起こって、悪臭物質が出来てしまうってワケ。だから胃と十二指腸でシッカリ消化され、腸で吸収されやすい形にするために、とにかく、シッカリ咀嚼することです。ホントに何遍言ったら分かるの! と言いたくなるユーザーさんもいますから、何遍も言っちゃいます!

それを毎日続けていれば、すごく臭いニオイのおならは無くなると思います。前のブログで書いた3段階目のおならは駆逐できる。少しクサイおならは、残念ながら出るでしょう。全く無臭のおならは…、まあ無理でしょう。

結論:おならのニオイはコントロールできのか?

結果、おならは誰でもある程度クサイ! おならのニオイをコントロールするなんて、馬鹿な話はするな!

ってことです。テレビ局からご依頼があり、こうして新たな境地を知ることができました。お話をいただいた方、このブログで感謝を申し上げます。また何か体臭について分からないことがあればご質問お待ちしております。

 

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