No.65 体臭発生のメカニズム その3(蓄積)

体臭のメカニズム
体臭のメカニズム 洗濯・洗剤 周囲の反応や感じ方
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さて、体臭の基本講座3回シリーズも今回で終幕。前2回を読んでない方は、まずは先立つ2つの記事をしっかり読んでくださいね。以下の画像をクリックすると各記事に行けます。

No.63 体臭発生のメカニズム その1(分泌)
さて、原点に戻って、「なぜ体臭が発生するのか?」について、3回シリーズで考察していきたいと思います。 体臭って、結局、体の中から出てくるものだから、もうこれは人格とか生活様式とか、そんなものは関係なくて、生まれつきだから…と考える人も...
No.64 体臭発生のメカニズム その2(表皮や毛穴内での細菌と酸素の介在)
体臭発生のメカニズムをもう一度勉強しなおそう、というシリーズの第2回目です。前回の記事を読んでいない方は、まずそちらを読んでくださいね。以下の画像をクリックすると第1回の記事が読めます。 菌との共存 人間は様々な「菌」と共存して...

さて、今回は衣服に付着した原因物質からの発散についてです。蓄積を語る時、本当は毛穴汗腺皮脂腺の出口に詰まっているニオイ物質、つまり、体表蓄積も書かなければいけないのですが、それはまたの機会に。

今回は最も大事な「衣類からの体臭発生」の話です。

 衣類のニオイが体臭の原因。そんな人が実に多い!

体臭の発生原因として、「体内からの分泌」「細菌の介在」「酸素の介在」という3つについて説明してきました。それらは人間のカラダ自体で起こるもの。ところが体臭はカラダ自体だけで発生するわけではありません。

これら分泌されたり、細菌が作ったり、酸化反応で発生したりして表皮に存在してしまう悪臭原因物質は、日常生活の中で衣服に移ります。この悪臭物質は基本的に脂っぽいものが多く、故に水に溶けにくい。例えばインドール(便臭の原因)は全く水に溶けないし、加齢臭原因と目されるノネナール・ノナナール・デカナール等のアルデヒド類は難溶性といって、なかなか水に溶けません。

ニオイ物質は水に溶けにくいから衣類に残る

カルボン酸の類を初めとして、炭素を含む化合物は「C6H10O2」とかの分子構造を持つのですが、この「C」の数と、水に対する溶解度に相関関係があります。例えばお酢の主成分である「酢酸」の分子は「C2H4O2」で表され、肝心の「C」の数は2です。そして酢酸は水に簡単に溶けます。これが足のニオイの原因である「イソ吉草酸」になると「C4H8O2」で表され、「C」の数は4。割と水に溶けにくくて、特に靴下のような厚手の生地に付着した時、なかなか水に溶けなくて残ります。いつも足がクサイと言う人は、靴下がクサイという人が多いのですが、単純に靴下だけがいつもクサイと言う場合が多いようです。

また、さらに炭素数が増える「カプリル酸」「ペラルゴン酸」「カプリン酸」はそれぞれ8から10、ノネナールは9。殆ど水に溶けません。そしてベトベトの物質。これらが衣服に付いた時、0.3%くらいしか洗剤成分が入ってない、洗濯水の中で溶けて流れ出ると思いますか?

そういうニオイ物質は、普通の洗濯では落とし切れない、と言うのが結論であり、事実です。

衣服に残ったニオイ物質はいつか消えるのか?

ニオイ物質は細菌のように、いずれ死滅するわけではありません。衣服にいつまでも残ります。ニオイ物質は揮発して人間の嗅覚器官に到達して初めて「クサイ」となるわけですから、時間と共に徐々に揮発して無くなります。しかしそれに必要な時間は、環境に左右されますし、1日や2日、1週間やそこらで揮発し切ることはありません。

衣替えの時、去年の夏服の襟がものすごくクサイ! 以前の私の服はそうでしたが、これはもちろん、雑菌が繁殖して収納中にニオイがひどくなった部分もありますが、以前に降り積もったニオイ物質がまとめて嗅覚を襲う、ということも原因のひとつです。

ホントに普通の洗濯方法では、ニオイ物質は取れない。よくよく考えれば当たり前の簡単な結論なのですが、皆さんはそのことを見逃していませんか?

順応と揮発条件。これらを考慮して自分の体臭を知る。

衣類に付着して隠れている状態の「ニオイ物質」があります。前の日に洗濯して、乾燥し、温度に晒されていないと、感じにくいものです。つまりタンスから出したばかりの肌着や靴下、Yシャツやブラウス。

ところが、朝の通勤電車に乗った途端に「アレッ!」と思う。何だかニオう…これは衣服に付着しているままの悪臭物質が体温や周りの環境温度が高くなることによって急激に揮発・発散され、そのニオイに順応し切れてない状態で感知してしまう、という話。

朝っぱらから、隣りに立つオジサンのニオイに悩まされるという経験をされたことのある人も多いことでしょう。これは、オジサンがクサイのではなく、「おじさんの衣服がクサイ」と言う場合が多いのです。

体臭ケアは、まず衣類の消臭から!

衣服が臭うから体臭が発生するなら、衣服を消臭すればよい。当たり前のことですが、これが難しい、と言うのが現状。何故なら、コンパクト洗剤使用時の薄めた洗濯水で衣服を洗っても、ニオイ物質が脂っぽいので流れ出て行かないからです。

当社のカスタム洗剤は、あなたの体臭成分が何であろうと、その全ての組成を解析し、もっとも効果のあるアプローチ成分をふんだんに配合した形でカスタムメイド(オーダーメイド)します。そのカスタムメイド洗剤はスプレー式になっていて、体臭の原因部分に直接噴霧するアイテム。臭うポイントにはニオイの原因物質があり、そこに直接アプローチ物質をぶつけることに意味があります。直接ポイントに噴霧することによって、その消臭成分の平方センチ当たりの濃度は、通常の洗濯時の500倍以上となります。効かないはずがありません。

アナタの体臭除去に特化した洗剤

アプローチ物質は、ニオイの分子構造を変えて臭わない物質に変える機能に加えて、更に抗菌成分も多く配合されているため、ニオイ発生に関与する細菌を衣類に寄せ付けません。更に更に、高濃度の洗濯成分(界面活性成分)が変質させたニオイ成分の残りカスをしっかり包み込んで、洗濯水の中に溶けださせます。

かくて、あなたの衣類を毎日無臭に出来る、というわけ。これがもっとも簡単でもっとも効果的な体臭対策。この考え方をもっと日本全国に広めて、だれもが自身の体臭を気にしなくなる日本にする、というのが、私の夢です。

2000人分の衣類を嗅いで分かる事

体臭検査を受検する場合、私物の提供が必須となっていますが、今までただの一度であれ、「私物」に蓄積臭や外的な臭気原因物質付着が無かった試しがありません。少しまどろっこしい言い方でしたね。つまり、「私物がクサくない人は居なかった」という事です。もう体臭検査ユーザーは2000人を超えています。それだけ多くの他人の衣類を嗅いで分かったことです。

新品の衣類にもニオイがある

これは、新品に近い状態でもそうです。全くの新品を私物として提供するのは禁止ですが、それでもヨレヨレの肌着などを人に見せるのが嫌だと考えて、買ってから数回しか着ていないような私物を送られてくる方も中には居ます。新品には新品のニオイがあり(サイジング剤のニオイ、染料のニオイ、糊のニオイ、縫製時の機械のニオイ等)、それ自体もクサイですが、それと混ざった体臭が洗濯時に取り切れないから、なかなかのニオイになります。

対して、検査用TシャツはGCMSデータで何も検出されなくなるまで、熱湯洗浄します。

これを着て、検査を行うわけですが、よくユーザーさんは「検査の時は体調が良かったのか、全く体臭が気にならなかった」などと、依頼表に書いてきます。これは体調云々の前に自ら「ニオイ」をまとっていないから、体臭が気にならなかったという事が、一番の理由。

そういう衣類を毎日着ていれば、体臭問題の半分は解決したも同然! ですから、マニュアル通りにシッカリ消臭洗濯して下さいね。

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