No.63 体臭発生のメカニズム その1(分泌)

体臭改善
体臭改善 体臭のメカニズム
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さて、原点に戻って、「なぜ体臭が発生するのか?」について、3回シリーズで考察していきたいと思います。

体臭って、結局、体の中から出てくるものだから、もうこれは人格とか生活様式とか、そんなものは関係なくて、生まれつきだから…と考える人も多いと思います。ある意味では、それは正しい。けれども、体臭を悪くしたり、良いモノにしたり、という事は可能です。つまり、親や自分のカラダに恨み言を言う以前に、まずはやるべきことを試してみてほしい、というのが、私の本心。

体臭は、「分泌」「外的要因」「蓄積」の3つの部分で構成されています。こう書いてもなかなか分かりにくいとは思いますので、一つずつご教示していきますね。第1回目は分泌についてです。

「敵を知れば百選危うからず」まずは、体臭の本質を正しく理解してから、対策をがんばりましょう!

汗自体はクサくありません。は嘘

「汗は無臭である」とか、まことしやかにささやかれていますが、本当に汗は無臭なのでしょうか?色々なブログやコラムでそのように書かれていますよね? 汗は無臭なのだけれど、その汗を栄養にして、雑菌が繁殖し、それが臭うという話…

例えば、鉄分の混じった水はどうでしょうか? 口に含めばすぐ分かりますし、またある程度の鉄分やその他の金属物質が溶け込んでいる水は、わざわざ口に入れなくてもニオイはわかります。錆っぽいニオイだったり、血液のニオイに似ていたり。また飲める温泉水っていうものがよくありますよね。その温泉水を口に含めば、やはり硫黄系のニオイが口に広がりますし、第一、温泉のお湯(あれ?言い方がおかしい気がする)って、だいたい臭いがします。

汗の殆どは水。けれどニオイ物質の混ざる水にはニオイがある

このように、水であっても、何か不純物が混ざるとニオイがあります。特定の温泉のお湯の中の硫黄成分(普通は硫化水素です)なんて、H₂Oの分量に比べて極々少ないのに、あんなにニオイがする。

少し、横道に逸れますが「硫黄」という元素は無臭です。「硫化水素」になって初めて、あの「硫黄臭」がするんです。

閑話休題、戻ります。

つまりほんの少しでもニオイ物質が混じっている水は、揮発したり、蒸発する時、或いは口に含んだりの嗅覚器官に近づく時も含まれますが、条件が整えば、その「ニオイ」はよく分かります。

さて、「汗」は通常、人体の様々な分泌物や老廃物が混ざっています。その分泌物や老廃物は、と言うと、もちろん、「ニオイ物質」です。つまり汗はニオイがある。

私の汗はどんなニオイ?

便秘が続くと、体表から「便臭」がする。便というのは、栄養素を吸収し終わった食べ物のカス。と思っている方が多いようですが、それもありますが、実はそれだけが原因ではないらしい。

という話を聞いたことがありますが、その話はまた次の機会で。

便秘が続くと、本来、便で体内から排出するはずの「老廃物」が排出されない。そして「老廃物」の中には「便臭」の原因となるニオイ物質である「インドール」や「スカトール」が含まれていますが、それらは何処に行くか?

糞尿のニオイ物質が汗に混じらないとも限らない

もちろん、「汗」と共に体表から出てきます。もちろん全部ではないでしょうし、ヒトによってはあまりインドールやスカトールが生成されにくい人もいるでしょう。それでも、老廃物をしかるべき方法で排出できずに体内に残していると「便」のニオイが汗と一緒に体表から分泌されることは、あり得る話です。また全世代、男女の差もなく、全ての「人間」から汗として出てくる成分の中に「アンモニア」があります。アンモニアって、あの「小便」のニオイです。便臭の話を引き合いに出さなくても、「汗」には「ニオイ成分」がたくさん含まれています。

体臭が薔薇の香りになるサプリは効くのか?

今流行りの「バラの体臭になるサプリ」というものがありますよね。効果のほどは分かりませんが理屈は通っています。食物の中に含まれるニオイ物質を摂取して、それが汗と共に体表から流れ出るように「分子構造が変わらない状態」で吸収されれば、いずれは尿として排泄されるか、汗として体表から流れ出る可能性はあります。

体表から分泌される汗や体液そのものにもニオイがあり、それは摂取する食べ物に一番影響されます。もちろん、疾病に起因する場合はその限りではありませんが。

嫌なニオイの無い汗になりたい!

生きている限り体の中では代謝が起こり、汗腺がある限り体表から汗や分泌物が出る。出ることは仕方がない、というより当たり前のことです。けれど、どんなニオイの汗なら、或いは分泌物なら第三者に嫌悪感を抱かれないですむのでしょうか?

運動時の汗とストレス下の汗。何故違う?

まず、揮発しやすいサラッとした汗が出やすいようになることが大事。そしてサラッとした汗というのは、酸性(もちろん弱酸性ですが)の汗です。反対にアルカリ性の汗はベトベトして揮発しにくく、肌の上に残留しやすい。スポーツで流した汗とストレスに晒されたときにかくアブラアセが全く違った感触であることを皆さんも感じたことがあるでしょう。つまり健全な代謝、もっと簡単に言えば、しっかり汗をかく習慣を持つことが肝心。

汗をかくことが汗のニオイを減らす?

汗をしっかりかくようになることが汗の臭いの防止に繋がるというと、なんだか本末転倒のように思えますが、実は汗をかけないから汗腺や毛穴がつまってもともとニオイの少なかった物質がニオイの強い物質に変わってしまうこともあり、良いことはひとつもありません。

汗が出たら拭き取ればよい。拭き取りやすい汗になるために弱酸性の汗が出るようにすればよい。弱酸性の汗が出やすくなるようにするには健全な代謝が起こるように適度な運動を行って、ストレスフリーな毎日を過ごせばよい。まあ、そんなに簡単な事ではないのですが、当社のユーザーさんは「自分の体臭が気になって、それがストレスになる」という人が多くて、自分自身で「ストレス⇔体臭」のスパイラルに陥っていると言えます。

便の調子が体臭を左右する

分泌物が体臭の原因であるわけですが、その分泌物の中に含まれるニオイ物質は食べたものが大元であることに異存は無いと思います。「食べたモノ→過酸化脂質→ニオイ物質」という経路は今回は置いといて、腸内でニオイ物質になるというケースについてもう一度考えてみたいと思います。

そのケースで一番の大敵となるのは「便秘」ですよね。体臭検査のユーザーさんで「腸の調子に問題がある」という方は、一般的な集計と比べて、相当高いと言わざるをいません。「週に1回」「2~3日に1回、しかもウサギのコロコロウンチ」「便秘と下痢を繰り返す」等、体臭検査ユーザーの半数以上は便に問題があるようです。便秘を直すことは少なからず体臭改善に繋がるのは間違いないのですが、ではどうすれば便秘が改善するのでしょうか?

規則正しいライフスタイルが基本

特に「決まった時間に出なくても踏ん張る!」というご指導を守っていない方も多いようです。毎日、朝ご飯を食べた後にトイレに行って踏ん張る。という事は朝ご飯を食べなきゃいけない。という事はその分早起きしなければいけない、という事はその分早く寝た方が楽…

というように、一つの決め事がライフスタイル全般の改善にも繋がります。食生活についてとやかく私に言われてうんざりしているでしょうが、それと同時に自主的に便通をよくするライフスタイルを構築してくださいね。

次に続きます。

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