No.27 殺菌・抗菌だけでは衣類のニオイを消せない

洗濯・洗剤
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前サイトの頃は、どうしても「体臭検査在りき」ということで、洗濯や洗剤のことをおろそかにしがちでした。

新たなサイトでは、体臭検査だけでなく、DSシリーズ等の汎用品をご購入いただいているユーザーさんやこれからDSシリーズなどを買ってみようかな、という方も多くおられると思いますので、もっと洗濯関連の内容を充実させていきたいと思っています。

実のところ洗濯がシッカリ出来ていなくて、衣類の蓄積臭が体臭の主原因であったという方が実に多いですし、、香料の使い過ぎ以外に周りに反応される理由が見つからない、というような方もたくさんいました。

もちろん、検査ユーザーさんのことですよ。そして私のご指導通りにお洗濯だけやってみて、すっかり悩み解決した、という方も多くおられます。ホントに大事な話ですからね、お洗濯って。今回はそんな話です。

蓄積臭の原因はニオイ物質

 夏場に限らず、ニオイ関連のCMはすごいですね。驚いたのが「これ一本で何でも消臭」とかいう洗剤です。まあ、実際に使ってみていないので、その効果はなんとも言えませんが、そんな便利な洗剤があるのなら、当社の洗剤は全く売れなくなるでしょうね。

原因となるニオイ物質は数百種類。まとめて消臭…なんて絶対不可能!

実際、どんな洗剤を使っても衣類のニオイが落とせないという事で、当社に辿り着く方はたくさんおられます。消臭の道は厳しく、そして一本ではありません。

ニオイ物質というのは、それこそ、何百種類もあります。同じアプローチがどんなニオイ物質にも通用するわけではありません。それこそ、特性ごとに20数種にカテゴリー分けして、アプローチ方法をいくつか当て嵌めていくというのが限界と思います。

あ、これ、もちろん、私の限界。世界中の洗剤がすべて同じだとは限りません。どなたか、使ってみて感想を聞かせてくれるといいのですが… 私だと主観が入っちゃうので…

家庭用洗濯洗剤の市場は…

以前、どこかのブログで書いたと思うのですが、日本の家庭用洗濯洗剤のリアルな市場は2000億円規模と言われています。そのうちの99%は、A社、B社、C社が独占しています。この傾向は、もう10年以上続いています。私の所の洗剤なんて…数にも入りませんね…A社がどこか、とかいう質問はやめてくださいね! 怖いですから…

最近はコンパクト洗剤隆盛の時代ですが、更にジェルボールなんてものまで出ていますね。ジェルボールの得意なメーカーさんの勢いが今や一番となっていますが、どちらにしても、洗剤の量を極力少なくして、泡切れよく、濯ぎ1回、という、なるべく手間がかからないということを主眼に置いて新規商品を投入しています。

そうなると、しっかり洗えてない、という現象が起こり、体臭に悩む人が満足出来るアイテムが無い、という現状。当社の洗剤は時代の流れに全く逆行して「手間をかけてでもしっかりニオイ汚れを落とす」という方向で製品づくりをしています。

何でも一律簡単に同じように出来上がる、洗濯で言えば汚れやニオイがカンタンに落ちる、という訳にはいかない、ということを、私の所にたどり着いた皆さんは身に染みているのではないかな、と思っています。

「部屋干し専用」は抗菌効果だけ

さて、洗剤には、例えば「50倍抗菌」とか、「部屋干し専用」とか、サブタイトルが付いているものが当たり前になっていますね。そのサブタイトルに「消臭」と書いているものの比率を知っていますか? 実は「消臭」というストレートな表現のあるアイテムは、3社合計でもたった0.5%だけです。

ちなみにサブタイトルの比率上位5つは

  • 抗菌・抗ウイルス対応(9.4%)
  • (固有名詞のついた)ホニャララ洗浄(8.4%)
  • 無添加・自然派(3.5%)
  • 部屋干し用 (0.6%)
  • 消臭(0.5%)

の順番になっています。ちなみに、これ、2019年夏だか秋のデータです。

意識としては「抗菌」や「部屋干し専用」は消臭に掛かっているかも知れません。つまり「部屋干し臭を防ぐには抗菌効果が必要。抗菌すれば消臭に繋がる」と仄めかしているという狙いがあるのだと思います。

仮にそうであったとしても…消臭を謳っている商品が少なすぎると思いませんか?

抗菌と消臭は別の作業を必要とする

 そこに菌がいなければニオイもない。これはある側面では正解ですが、そこには「菌由来のニオイ」に対しての意味合いしかありません。カラダから出てくるニオイ物質は? 空気中の酸素が関与する酸化臭は?

実は、菌が居ないこととニオイが無いということはイコールではない。

「菌」がクサイのではなく、ニオイ物質がクサイのだから…

なぜかというと、菌自体が臭うわけではなく、ニオイ物質自体が嫌なニオイだからです。だから抗菌洗剤を使っても、確かに菌が居ない状況は作れるけれども、もともとニオイ物質がそこにあれば、衣類はクサいんです。ニオイ物質を除去する或いはニオイの無い物質に変性させるためには「消臭」という工程が必要というわけです。

そして衣類にニオイ物質があれば、環境温度や体温の上昇で、カラダがニオう前に衣類からニオイが発露します。これを蓄積臭と言います。

一番大事なのは蓄積臭を除去すること

洗濯で「臭わないように」したい場合、「蓄積臭を除去する」という工程が最重要課題となります。つまり、体臭が気になる人は「蓄積臭がシッカリ除去出来る洗剤」を使わないと体臭改善に繋がりません。

根本的な体臭改善は様々な角度から様々なアプローチを行って、体の中も外もニオイが無い状態にすることが必要となります。しかし、そのうちの「衣類の蓄積臭を解決する」ということは、一番簡単で一番効果があり、更に一番即効性がある方法なのです。

 

抗菌は確かに必要ですが、それだけではニオイは無くならない。今回は、それだけシッカリ覚えて下さいね。次に続きます。

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