no.69 体臭強度・体臭不快度ってどういう意味? その2

体臭検査
体臭検査 周囲の反応や感じ方
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さて、「体臭強度・体臭不快度ってどういう意味?」の2回目です。前回では強度不快度の数値の意味合いをお伝えしたわけですが、今回は強度不快度が体臭印象とどのように相関してくるのかを説明したいと思います。前回の記事を読んでおかないと意味が分からないと思うので、まだの方は、先にそちらを読んでください。以下の画像をクリックすると前回記事に行けます。

no.68 体臭強度・体臭不快度ってどういう意味?
当社で体臭検査を受けられた方には、「あなたの体臭の強さ及び不快度は6段階中○○です」という指標をお伝えしています。また、この「体臭の強さ」「体臭の不快度」の6段階評価の他に「第三者接近限界距離」という、第三者がどれくらい近づいたら、アナタの...

それでは本題。

左利きの人は、ワキガ臭は左脇に多く出る。の不思議

体臭検査(チェック)では、様々な検査を行いますが、その中にGCMS検査というものがあります。これは、ユーザーさんに着用して頂いた検査専用Tシャツを感応検査してニオイが強い部分を切り取り、それを精密機械にかけて、どんな臭気物質が検出されるかを調べる検査です。

一般的には、ワキガの人だったら脇の下が最重要体臭発生ポイントと思っている人が多く、だいたいはあっているんですが、実はワキガにも右利き・左利きがあるのをご存知ですか? なんていうと都市伝説みたいな話ですけど、何のことは無い。右利きの人は右脇の方がワキガ臭が強い場合が多く、左利きの人は左脇のワキガ臭が強い場合が多いのです。まあ自律神経の発達具合とか、腕の使用頻度とかで差が付くようですが、これは面白いように当たる占いみたいなモノ。ワキガ臭があって、左の方がやや強くて、と言う人の依頼表を見ると、だいたい左利き特有の字になっています。筆圧なんかで分かっちゃう。ちなみに私も左利き。

あれ、なんの話でしたっけ。そうそうまだ続きがあります。

「臭いの種類」「原因物質」「その強度」

その生地切片をGCMSの機械検査をすると、臭気物質がたくさん検出されます。だいたい5×10㎝角の生地2枚程度を1検体にするんですが、少ない人でも20種類程度の物質検知があって、そのうち体臭に関わる物質が10~15種類くらい判明します。これが最低ラインかな。多い人では60~70種類もの物質検知があって、体臭成分が20~30種類とか。あまり多すぎてもわかりにくくなってしまうので、感応検査上意味のない、つまり体臭のタイプに寄与していない物質で、もしそれが多くなって表立った時にも、体臭が悪化する恐れのないような無害タイプの体臭物質なら、省いてご報告することもあります。むちゃくちゃ多すぎると、それだけで気分も萎えますしね。説得力もあって、必要最低限の物質開示に留めたりという場合もあります。

さて、その様々な物質を検査報告書では、グループに分けて「この物質群は、こんなタイプのニオイを発散しています」とご報告しています。その欄にそれぞれの臭気グループが、体臭全体に対して、どれだけ寄与しているかを「強・中・弱」の3段階で提示しています。

それが「原因物質欄」の「強度判定」です。

肝心なことは、その物質グループが全体体臭に及ぼす影響の度合い。

例えば、有名なノネナールという加齢臭物質があります。これは「おじさん臭」の原因となるカメムシ臭を発する物質ですが、これは非常に閾値が低く、ほんの少しでも物凄く臭く感じます。カメムシ臭とは青臭さの最終進化型と言える、不快度の高いニオイ…

青臭さの進化形という話をいずれしますが、あるか無いかというごく少量があったとした場合、「カメムシ」と感じずに「パクチー」と感じたり、「スイカの皮」のニオイに思えたり、「キュウリ臭く」思えたりもするのです。これが量の問題。そしてこのカメムシ⇔スイカの皮のタイプを青臭い臭気グループと呼びます。

甘酸っぱい良い匂いも量が多くなると青臭く感じる

そして青臭い臭気の物質の仲間に「ヘキサナール」と言う物質があります。これは閾値がそれほど高くなく、少ない分量では甘酸っぱい完熟果実的に感じたりする物質ですが、これが多い時にはノネナールの少ない時の「キュウリの青臭さ」に感じたりすることがあります。

これらは、単体での感応評価となるわけですが、体臭と言うものは、「全体として体臭が、第三者がどう感じるか」が問題であって、例えば「ノネナール」が検出されたからと言って、それが感知出来ない程少なければ気にする必要は無いし、ヘキサナールが検知された場合でも、その分量が大量ならば、甘酸っぱい女の子的な体臭とはかけ離れたノネナール的な、ということはおっさん的な体臭と、第三者に感じ取られてしまうこともあるということ。

物質ごとの強弱が体臭の全体印象に大きくかかわる

そこで、当社の体臭検査結果報告の中の「臭いの種類」「原因物質」「強度」の欄が、

「青臭い」「ヘキサナール・メチルへプテノン」「強度(中)」

だった場合は、体臭の構成要素として、青臭さは中程度に寄与していると考えるべきだし、

「動物臭」「2-エチルフェノール」「強度(弱)」

である場合は、そういう動物的な臭気を発散する可能性はあるけれど、現在の体臭の構成要素としては、それほど寄与していない。という感じに捉えて貰えれば良いです。

しかし、ここの欄はあくまで3段階評価。例えば弱評価であっても、ワキガ臭等の場合は、多分に体臭に寄与することもあるので、難しくならないように、最初の書かれている体臭イメージというものや、それに対する改善方法などを優先的に考えて、物質分析はあくまで補足説明と捉えて頂くと良いと思います。

体臭は、その時の体調や原因によって表情を変えます。しかし検査で検出された物質は、またいつでも顔をのぞかせる可能性がある。その事を肝に銘じて、提示した改善策を行うことが大事と思って下さい。

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