No.121 ユーザーさんとのやり取り その7

体臭改善
体臭改善体臭検査
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体臭検査の最後にお届けするデータシートは、それぞれのユーザーさんによって、それぞれの改善策が書かれています。同じタイプの体臭なら同じご提案で良いのでしょうが、体臭はやっぱりみんな特徴的。

体の洗い方のように方法論が少ない場合はパターンも限られて同じご指導になるケースはままありますが、体質改善については、基本はシッカリ抑えてもらいつつ、その他の部分は物質内容を見てから… トータルで見るとホントに千差万別。苦労します…

改善策を構築するための資料は、皆さんに着ていただいた検査専用Tシャツとお預かりした私物、それと生活全般や今までの事象を書き連ねていただいた「体臭検査依頼表」のみ。たったこれだけで現在の状況を把握し、何が原因で現在のような状況の体臭になったのか、またどうすれば体臭が改善できるのかを、考えていきます。もちろん、厳然たる事実としての「体臭の原因となっているニオイ物質」や実際に皆さんの着用したものから感じられる「ニオイそのもの」があってこその考察になります。

そしてどんな分泌物がどんなバランスで出るから、どんな体臭になる、という”事実”は、過去の事例、つまり、かれこれ3000名を超えたユーザーさんのデーターの蓄積から導き出されます。私ほどの達人になればニオイを嗅いだだけで「ウン、この体臭は油臭物質過多だな。このユーザーさん何歳? ああそう。だったら、食生活に問題ありでしょ? やっぱり…多分、学校帰りにマック食べすぎだな」なんて予想が出来ちゃう! まあ当たるも八卦当たらぬも八卦ですが、大体において大外しすることはありません。

けれど感応検査やデータだけだと、やっぱり情報不足ですから、依頼表を書く時には普段の食生活やその他のライフスタイルも、できる限り詳しく書いてくださいね。それはともかく…

データシートの紙面は限りがあって、私が書きたいこと、伝えたいことを書ききれない場合が往々にしてあります。だから個別の状況、依頼表に書ききれなかった「こんな生活、大丈夫なの?」という疑問質問は、いつでもメールで質問してくださいね。毎日の日課は、ユーザーさんからの質問のお応え送信から始まります。多い日は20通もの(日々、増えてきています。来年はどうなることやら…)メールのお返事を書くのは、正直とっても辛いけど、「これが最後までサポートするということだ」と、根性を決めて、日々、回答メールに追われています。けれど今は、見たらすぐにお返事、ということは不可能になっています。少し遅くなるかもしれませんけれども、必ず毎回お答えしますから、少しだけ待っていてくださいね。

食べ物の不安… 何を食べたらいけないの?

さて、ブログへの転載を許可してくれた心優しき方とのやり取りを皆さんにもおすそ分けします。いつもの通り、赤文字がユーザーさんの質問、黒文字が回答です。今回のやり取りは、ユーザーさんからの質問が簡潔で、すぐにお答えできる好例です。長いメールもメールもうれしいですし、近況報告をたくさん送ってくれるのもうれしい。けれど、こういう質問形式なら、結構早めにパパっと返事が書けます。

揚げ物について

食生活に関して質問があるのですが可能ならば回答お願いします。

・揚げ物はインスタント食品同様極力さけたほうがいいんでしょうか。

こんにちは。上原です。そうですね。XXさんは、データシートに書いてある通り、過酸化脂質過多の傾向が著しいですから、出来合い食材であれば、揚げ物は極力避けるべきと思います。揚げ物に使う油は、その鮮度にもよりますが、既に酸化した脂、つまり過酸化脂質とみなした方が良い状態のモノもありますから。特に揚がっている状態で売っているものですね。コンビニ製品とか、お総菜コーナーで買うモノだと、自分で或いはご自宅で揚げ物をする時と比べ物にならないくらい、熱せられては冷まされてを繰り返していますから、質が悪いと考えておきましょうね。

魚の脂肪について

・魚の脂肪は気にした方がいいんでしょうか。

魚の油は不飽和脂肪酸と言って、冷えても体の中に入っても固まらない油です。飽和脂肪酸除去にも効果があるという説もありますし、積極的に摂取することをお勧めします。

飽和脂肪酸というのは、お肉の脇に付いている油の塊のことを想像して下さればよいと思います。体の中でも固まっているような油ですね。またデータシートに書かれている「脂臭」というのは、ラードを溶かしたような臭いの事。重ったるい、胃に来るような油臭です。まあ飽和脂肪酸が全部そういうニオイというわけではないですが、油臭のある脂肪酸類は長鎖(つまり分子構造が大きい)のものほど重ったるいタイプのニオイになる傾向にあります。

また、そういうニオイ物質を分泌しないためには、脂肪酸類を摂取しても不要な部分はどんどん排出する体になることですよね。それについてはデータシートに書かれていることをシッカリ守って、健全な食生活を送ってください。

砂糖について

・砂糖やガムシロップいりのコーヒーをよく飲むのですが、飲まない方がいいでしょうか。

糖類のうち、ブドウ糖・果糖・液糖・砂糖等、コーヒーに入れたりガムシロップの原料になる糖分は腸内で主に悪玉菌の餌になります。(善玉菌の餌にならないわけではありません)糖類のうち、オリゴ糖だけは悪玉菌の餌にならず、善玉菌だけが餌に出来るモノです。オリゴ糖は甘味料としてもありますし、蜂蜜の糖分は単糖類といって、まあオリゴ糖と同じく、善玉菌育成に良い糖分です。
缶コーヒーには大量の砂糖(或いは悪玉菌の餌になる糖分)が入っています。微糖と書かれているコーヒー、例えばXXXXの微糖タイプ(200㏄の小さい缶です)を計測したところ、角砂糖14個分の糖分が含まれていたそうです。ですので、缶コーヒーは絶対NG。自分で砂糖を入れるスタバのコーヒーなども、本当はブラックで飲む方が良いですが、入れるとしても節度を持ってガムシロップ等を使うようにすべきと思います。

 

その後、彼が揚げ物絶ちをしたという報告は入っていませんが、頑張ってくれていることを望んでいます。次回も、ユーザーさんとのやり取りをご紹介します。

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