No.31 PATM(パトム)とは何か? その1

PATM(パトム)
PATM(パトム)
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これまで1700人以上の方に体臭検査やPATM検査、ワキガ検査を受けていただきましたが、そのうちの3割程度の方の検体から何らかの刺激感物質の検出を見ました。

それらのユーザーさん全員がPATM(パトム)とは言えないと、私は考えていますが、そういう刺激感物質の発露や分泌(=検出)が無い人の方がずっと多いことを考えると、やはり多少なりとも検出されれば、どこかのタイミングで周りの反応があってもおかしくはない、ということになるでしょう。

新たなサイトになってから訪れて頂いた方の中にはPATM(パトム)についてよく知らない、どころか、聞いたこともないという方もおられるでしょう。ということで、少しPATMについて解説していきたいと思います。

第三者にアレルギーに似た反応を促す

People are Allergic To Me

直訳すれば「人々のアレルギー源である私」。切ない名前ですね。他になかったのですかね? 実はパトムはあくまで相手が在ってのモノ。つまり、仮にあなたの体臭成分に刺激感物質が含まれていても、反応しない人は全く反応しない。

例えば、花粉症。それは花粉によって鼻水垂らす人間がいて、その鼻水垂らす人たち(私も思いっきり含まれます)に名付けられた病名ですよね。杉の木が花粉症なわけではない。その伝で行けば、刺激感物質に反応する側が病気であって、刺激感物質を発露する側が病気だと糾弾されるのは、ちょっとおかしいような気もします。

だから、ユーザーさんが「PATMなんていう訳のわからない病気にかかって…シクシク」と言うと、私は「PATMは病気ではありません」と言います。まあ私がそう言ったからって、そのユーザーさんの悩みが解決するわけでもなく、単なる言葉の問題ではありますが… 

パトムの代表的な第三者反応

今まで気にしていなかったけれど、どうやら自分がいると会社の同僚(或いはクラスメイトや家族等)が、やたらに鼻をすする、鼻をかむ、くしゃみをする、目を痒がる、と言った花粉症のような症状を見せる、ということが、PATMに悩んでおられる体臭検査ユーザーさんの代表的な悩みとなります。

これが春なら花粉症だと切り捨てられるのですが、他の季節だとどうしても自分のせいにしがちになります。これらの人のうち、本当に第三者反応を促すような刺激感物質の発露がある人もいますが、一定量は刺激感物質の分泌が無いか、有ってもごく僅かでPATMとは言えない、という結果もあることから、PATMと自己臭恐怖症の境目はかなり曖昧と言えるでしょう。

PATMの第三者反応は、もちろん、反応する側の過敏度で大きく変わりますが、それと共に刺激感物質を発露する側のレベルでも違いが出てきます。

むせるように咳き込む、頭痛、酔った感じ、身体が痒い、といった反応を示される場合もあります。そして、そのように少し強い反応をされる場合は、独特の体臭も伴っている場合もあります。

焦げたようなニオイ、シンナーや除光液のようなニオイ、樟脳のようなニオイ、甘くて青臭いニオイ、甘酸っぱい刺激臭、塩素っぽいニオイ等を、刺激感と共に体臭検査時に感じたことが、私にはあります。

PATMも結局は体臭物質の発露

上記で書いた通り、「PATMは病気ではない」と私は思います。なんで私が病気ではない、と考えるのかという本当の理由はというと…例えば酸っぱい汗のニオイの元は酢酸だったりします。油臭は各種アルデヒド。そういう体臭がある人のことを病気と言ってしまっては、誰もかれもが病気ということになってしまいます。

同じく、PATM物質だって汗や皮脂に含まれる単なるニオイ物質です。皮膚ガスなんて御大層な言い方をしても、所詮は分泌物の揮発。それは汗が乾いていく、皮脂が揮発するという現象のうちの一部分にすぎません。…しかし、それが分かっても、悩みの解決には至らない…

そうそう、その皮膚ガス、という言葉が独り歩きしていますね。ユーザーさんも「何かモワッとしたものが身体から蒸発している気がする…」なんてよくおっしゃいます。しかし、実の所、どんなニオイ物質もモワッと身体から蒸発して体臭となるわけで…PATMだけが特別なわけじゃありません。

皮膚ガスという言葉が誤解を生む

皮膚ガスを言葉通りに捉えて、皮膚からガス状のモノが吹き出している、と思っておられる方が多いです。しかし、もしガス状のモノが皮膚の下に存在していたら、血液に乗って心臓の空回りを引き起こして死んじゃいますよ。ガスが皮膚の下にあって、それが吹きだしているわけじゃない。これは体表のケアを考えるとき、非常に重要です。

PATMの原因となる化合物は液体として表皮に出てきて、そこで揮発する。これだけは間違えちゃいけません。確かにカラダの中で第三者反応を引き起こす物質が生成されたり、蓄積していたりするということは真実ですが、液体として出てきて皮膚上で揮発するのなら、ガス状のものが噴き出すのと違って、対処の選択肢がすごく増えますのでケア方法を考えるときに非常に有利に働きます。しかし逆に、液体として出てくるということはガスと違って、その場に留まりやすく、なおかつ、衣類や表皮に蓄積しやすいということも言えます。

他の体臭もそうですが、特にPATMでは「蓄積」が重要なキーワードになってきます。イヤ、「蓄積させない」ということでした。それも追々、説明していきます。

全然先に進みませんでした。次回に続きます。

 

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